LA FOLLE JOURNEE de NIIGATA 2012 111
ラ・フォル・ジュルネ新潟2012 初日

新潟に春を告げる音楽の祭典『ラ・フォル・ジュルネ 新潟 2012』昨年はベートーベン
今年はサクル・リュス(ロシアの祭典)と名付けられた音楽祭でチャイコフスキーを堪能!
と云っても昨年同様直前に一夜漬けでチャイコフスキーのお勉強(笑)

今年は複数のステージを観たいと思っていたけれど、とりあえず初日のオープニング公演、アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)=ムジカ・ヴィーヴァ=アレクサンドル・ルーディン(指揮)ちゃいコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調から...
しかし、去年がベートーベンの「運命」で今年はチャイコフスキーの「ピアノの1番」とはなんとベタな選曲...と思うもこれも運命!?

昨年と同じく密林でメジャー処のCDを仕入れてチャイコフスキーのお勉強。いろいろ調べると、かつてヴァン・クライバーン盤がビルボードで7週連続1位をとったとか、マルタ・アルゲリッチの演奏が素晴しいとかいろいろ判りましたが、去年がクライバーなら今年はカラヤンだ!?と云うことでスヴャトスラフ・リヒテル=ウィーン交響楽団=ヘルベルト・フォン・カラヤンの演奏で予習。

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今年のラ・フォル・ジュルネ初日の4月27日はこの時期そろそろ忙しくなり始める業界団体総会の日とブッキングしていたけれど、この日の乾杯は午後4時頃、5時半には中締めになるので7時半の開演には楽勝で間に合う。およそクラシック音楽とは対極にありそうな宴会の出席者のお酌攻撃を「これからチャイコフスキーを聴きに行くので...」などと云ってもかわせるはずもなく(自分の口も飲みたがっていたけれど...(笑))しこたま飲むも、このままでは寝てしまうかもという危機感のもとにコーヒー&ワッフルで時間をつぶして体調を少しだけ整える。

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今回の席はなんと砂かぶり=前から2列目のど真ん中! 1曲目のグリンカ:「ルスランとリュドミュラ」序曲のときはピアノの蓋が閉まっていたのでかろうじて指揮者の姿も見ることができましたが、ピアニストが登場してメインの「1番」が始まったら目の前は大きな黒い壁がそびえ立つことに(笑)

それでも良かったですね!最初弦の音圧が昨年の演奏に比べて乏しかったことが気になりましたが(これは後で今年のオーケストラは室内オーケストラという小編成だったことが判る)ピアノの蓋が反射板になって全ての音を詳細に聴くことができたし、普段CDを聴く環境が静寂な場所とはほど遠いので、家では聞き取れていなかったピチカートの美味しいところなんかを存分に愉しみましたよ。

それから、演奏家の人たちの表情もすごく近くで観ることができて、特にロシアの美女たちの大理石のような透き通った肌と美貌を映画を観るようにアップで観ることができたのもこの席ならではの感激でした(笑)

演奏は、最初りゅーとぴあのスタインウェイの音がCDで聴いていたリヒテルのベーゼンドルファーに比べて重みがないように感じましたが、若き名手コロベイニコフの真剣な演奏がクライマックスに近づくにつれて体が揺れて行きました。第1楽章が終わったところで拍手が起きなかったところも新潟の観客のオトナさが現れていました。

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チャイコフスキーの余韻を噛み締めながら齧る、「みやこや」のつくねも絶品でした(笑)

チャイコフスキーのピアノの1番と云えばその前段の部分(主題ではないのですね)は多分聴いたことの無い人はいないと云えるくらい有名ですが、コンサートのチケットを予約したひと月ほど前にTVで観た、倉本聰=降旗康男=高倉健「冬の華」という映画で(有名な部分だけ使うのは下手だなあと思ったが)しつこく流れていて、その映画が何とも当時をいろいろな意味で切なく思い起こされて、観入ってしまったことを思い出した。そしてその映画を観て改めて高倉健のことが気になってウィキペディアで健さんの人となりを確認することによって、また新しい発見と笑いが生まれるのでありました。
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by we_sora | 2012-04-27 23:09
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